安藤美姫が現役引退を表明。今後の予定、目標は？

フィギュアスケート女子世界選手権で２度女王に輝いた安藤美姫が現役引退を表明した。
来年２月に開幕するソチオリンピックの代表最終選考を兼ねた全日本選手権が２３日行われ、安藤は総合７位に終わり、「この後は試合もないと思う。きょうが最後だと思う」と語った。

１４歳だった２００２年のジュニアグランプリファイナルにおいて、女子選手として史上初の４回転ジャンプを成功させ、２度のオリンピック出場、そして２度の世界選手権制覇をし、その後に休養。
ことし４月に女児を出産したが、父親の名前を公表しないことなどが話題になった。
９月のネーベルホルン杯で競技復帰し２位となり、今回ソチ五輪の切符をかけ全日本選手権に３年ぶりに出場したが、五輪代表入りはならなかった。

代表入りするには優勝するしかなかった。
前日のショートプログラムで５位につけフリーでの逆転を目指したが、結局７位と振るわなかった。
試合後、安藤は「最後は自分らしく『ジャンプの安藤美姫』と言われていたころの演技をやりたかったので、すごく満足ができる試合になりました。」と振り返っている。

今後はコーチを目指すことを明かした。
指導者になるという夢は安藤が９歳で初めてスケート靴を履いてコーチに習った時に、「自分もこんな先生みたいになりたい」と思った時から持ち続けていたという。
オリンピックの舞台に一人でも多く立たせてあげたいと語っている。

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